臭気判定士が現場で必ず確認する5つのポイント
消臭で失敗しないためのプロの診断基準
消臭しても臭いが戻る原因は施工前の確認不足にあります。臭気判定士が現場で必ず確認する5つの診断ポイントを解説。オゾン脱臭や薬剤施工で失敗しないための判断基準がわかります。
「消臭をしたはずなのに、しばらくするとまた臭ってくる」
このような相談は、決して珍しくありません。
実は多くのケースで、問題は消臭作業そのものではなく、施工前の確認不足にあります。
臭気判定士は、薬剤やオゾンを使う前に、必ず“ある診断”を行っています。
この記事では、
臭気判定士が現場で必ず確認する5つのポイントを、
消臭業者選び・自力対策の判断材料としても役立つ形で解説します。
臭いの種類と性質を正確に見極める
最初に確認するのは、[臭いの種類(臭質)]です。
一口に「臭い」と言っても、
- 腐敗臭
- カビ臭
- 生活臭(汗・皮脂・調理臭)
- ペット臭
- 化学臭(洗剤・芳香剤)
では、発生原因も消臭方法もまったく異なります。
臭いの判別を誤ると、
「オゾン脱臭をしたのに効果が出ない」
「強い薬剤を使ったら逆に臭くなった」
といった失敗につながります。
👉 臭気判定士は、まず[臭いを“消す前に理解する”]ことを最優先します。
臭いの発生源が表面か内部かを確認する
次に重要なのが、臭いの染み込みレベルです。
- 空気中のみ
- 壁紙(クロス)
- 床材
- 石膏ボード・断熱材などの内部構造
多くの消臭失敗は、
内部に染み込んだ臭いを見逃していることが原因です。
この状態で表面だけ消臭しても、
時間の経過とともに臭いは必ず再発します。
👉 臭気判定士は
「完全に除去すべきか」
「封じ込める処置が必要か」
をこの段階で判断します。
換気状態と空気の流れを確認する
消臭は、臭いの原因だけでなく空気の動きも重要です。
- 換気扇の性能・作動状況
- 窓の位置と空気の滞留
- エアコン内部の臭い戻り
空気の流れが悪いと、
除去した臭いが再び室内に拡散します。
👉 消臭は「部分作業」ではなく、
空間全体の環境改善として考える必要があります。
過去の消臭・対処履歴を必ず確認する
見落とされがちですが、非常に重要なポイントです。
- 市販の消臭スプレーの多用
- 芳香剤による臭いの上書き
- 過去のオゾン脱臭・消臭施工歴
これらがあると、
臭いが複合化・変質している可能性があります。
元の臭いに、後から別の臭いが重なり、
難易度が一気に上がるケースも少なくありません。
👉 臭気判定士は
「今ある臭い」+「これまでの履歴」をセットで判断します。
数値と人の鼻、両方で確認する
最後に行うのが、客観性の確保です。
- 臭気測定による数値確認
- 人の鼻による官能評価
数値が下がっても、
人が不快に感じる臭いが残ることがあります。
逆に、
嗅覚が慣れて「取れた気がする」だけのケースもあります。
👉 本当の消臭とは
数値と感覚の両方で問題がない状態です。
まとめ:消臭で失敗しないために最も大切なこと
臭気判定士が重視しているのは、
消臭作業ではなく、事前の診断です。
- 臭いの種類
- 発生源
- 染み込みの深さ
- 空気環境
- 過去の履歴
- 数値と感覚の両立
これを飛ばして
「とりあえずオゾン脱臭」
「とりあえず強い薬剤」
では、根本解決にはなりません。
何度消臭しても臭いが戻る場合、
原因は施工方法ではなく診断不足かもしれません。
消臭プロでは、
臭気判定士の視点で現場を診断し、
状況に応じた最適な消臭方法をご提案しています。
「本当に臭いを解決したい」
そうお考えの方は、一度ご相談ください。